2004/10/25

「山陰ヒラマサとは・・・」

  スズキ目アジ科、ブリ属のヒラマサは、南は琉球列島北の九州から北海道南まで日本海、太平洋と分布する。 
日本海ではある意味ブリと並んで釣りのターゲットとしてはメジャー級な魚である。一歳で約40cm/0.8sクラスとなり、山陰でのアベレージサイズ60cmから80cmは2歳から3歳となるようだ。また1m50cm/30kgを超える魚体もいるので近海で釣りを楽しむアングラーにとって身近でありながら大物へ挑戦できる唯一の高ターゲットとして人気がある。そんな日本海のヒラマサは対馬暖流に影響を受ける。対馬列島を過ぎ3股に海流が別れ韓国ウールン島付近、竹島付近、隠岐と島根半島の間を抜け3方向に分かれて行く。細かく言えば”暖流蛇行説”と言うのもあり、ハッキリ解っていないのが現状らしい。産卵も九州から山陰にかけて冬から春にかけて行われるようで、その事から春は上り、秋は下りとも言われる。また釣りでは気温が左右されるので春は西方面から段々と釣れ出し、東方面に渡り、秋には東方面より終息になる事から言われる事もあるようだ。これ以上細かく述べても魚類学者でもなんでもない私の意見なんぞ聞きたくない、と言われるが落ちなので止めておこう(笑)。

  ここ山陰島根県ではブリ、ヒラマサ、カンパチとブリ属の3兄弟が釣れる訳だが、カンパチはシオ・クラスで、40cmクラスの若い魚が多い、春から暖流に乗って北上し、冬急激な水温の変化で死滅するのがほとんどらしい。なのでブリ、ヒラマサとターゲットが絞られ、特にブリよりも体高が低く、スマートな体つきで、いかにもガラの悪そうな顔つきをして、猛烈なパワーで海中を泳ぎまくり、ブリの引きの数段上とされているヒラマサを求めて、山口、広島、岡山、兵庫、大阪など太平洋側のアングラーも山陰にやってくる。また山陰では山陽や、関西と違いショアからブリが上がる事は少なく(ハマチは別+大型の回遊は有)、ショアでの大物釣りはヒラマサ中心となる事を見ても、比較的水深の浅い40、60メーターが船からの絶好なポイントとなる。このパワーあふれるヒラマサ・ジギングは近年タックルの進化と平行して、壱岐、対馬では未確認だが30kg.まで釣れ、ここ山陰でも15キロクラスが毎年上がる。

「代表的なヒラマサ・マップ」
  島根県・鳥取県では大きく別けて、西から島根県西部浜田近辺、島根県中部仁摩近辺、島根県西部島根半島、鳥取県西部中山近辺、鳥取県東部賀露近辺と時期になると情報が入る(※更に細かく区別できるがここでは大まかに)。この事から島根・鳥取と言えど、横に長い県なので、釣り頃のシーズンも西に行けば行くほど早く(居つきは別として)、同じ時期でもベイトが違う。
また浜田近辺には高島、見島・八里ヶ瀬(山口県)がある。ベイトも豊富でなんと言っても、切り立った瀬が多く、八里のように数キロにも及ぶ瀬が存在する。ここでは春先3月から5月までがトップシーズンで15キロクラスが毎年釣り上げられ、山陰では年間通して比較的ヒラマサの魚影が濃い場所だ。次の仁摩近辺だが、ここも60メーターから40、20メーターと急激な大きな瀬があり、ここも春には10キロオーバーが出易い地形となる。この瀬はきっと、九州や山口、浜田の灘沿いで移動したヒラマサの休憩場所かの様な位置となる、数年前36キロ、04年には20キロも漁師が捕獲している場所だ。

次には島根半島、半島西部に大社沖、ここはブリで有名なポイントだが、ヒラマサの大型(10キロクラス)も多い、しかも瀬がそれ程きつくないが、比較的陸から近い70メーター、40メーターのポイントで釣果が集中しているが為、ブリ、ヒラマサと区分して釣り別ける事が容易だ?。地図で確認されても解るように、灘を通るヒラマサ・ブリはここを通過せずに半島には行けないはず、こんな好条件なポイントなのです。だがヒラマサを引き止めるだけの起伏にとんだ瀬が少ないのと比較的なだらかな瀬が多いのは悲しいところだ。また半島沖にはカンナカと言う隠岐と本土のちょうど中間地点に有名な大きな瀬がある。水深は100から60メーターと同じカンナカと言っても色々あり、秋には爆釣する事も多々あるが、何分超昔からの漁場であり、漁師の網を打った後は次の固体が入るまで皆無に等しい・・・。

後、外せない隠岐ノ島がある、ここは条件的にかなり有望な場所で、10キロクラスの入れ喰などなど神話(?)がある。事実位置的に見ても島前、島後とも好条件だ。ただ漁師の違法漁方によって根こそぎやられる場合が多くカンナカ同様注意が必要なので、そんな時は次の固体を待たなければならない。そんな時は隠岐まで行かなくても、半島には60から40メーターラインの瀬がいくつも存在するので、そこを狙う方が得策だ、しかも大型漁船など40メーターラインには入って来れない法律があり、魚が付けば、高確率だ。

次に鳥取県西部だが美保湾から中山にかけては春ヒラマサ・根魚も良く、灘沿いにはベイトも多く人口漁礁で確実に釣果を稼げる。砂地も多くどちらかと言えば鳥取賀露近辺の釣りと良く似た展開となる。人工漁礁が多く漁師も手を出し難いポイントが多く、沈船やその漁礁にはベイト次第で様々な魚種が釣れてくれる。また灘は鳥取県を横断する40メーター、60メーターの灘が続き、夏になるとベイトを求めて、セイル・フィッシュも釣れるから、大いに楽しめる。ヒラマサに関しては人口漁礁の場合、大型が掛かっても、漁礁に巻かれ、ラインブレークとドラグマックス常態で耐え凌ぐか、テクニカルにフリーにする(自分には出来ません・笑)をしなければ、もし大型(10キロオーバー)書けた場合かなりの大胆な選択が必要となるので、それから考えると、テクニカルな場所となる。ここに上げない場所でもまだまだ、何処でも釣る事が可能なヒラマサです。是非自分のメモリアルなヒラマサめざして、海に出かけてください。

 

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